今回のテーマは、「17つのレンズフレア素材を利用しよう!」です。
DaVinci Resolveでは、標準でレンズフレア機能がついていますが無料版では利用ができません。そこで、今回は無料で利用できるレンズフレア素材を利用してエフェクトを実装する方法を紹介します。
動画を重ねて合成モードを変更するだけなので簡単に利用できます。
※動画素材なので、Premire proなどでも利用できます。
17つのレンズフレアの確認
以下の動画から利用できるレンズフレアを確認できます。
レンズフレア素材のダウンロード方法
以下のリンクより無料でダウンロードできます。
サイトにアクセスして、「DOWNLOAD 17 FREE ANAMORPHIC LENS FLARES」をクリックしてダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルを解凍することで、17つのレンズフレア素材を入手できます。
DaVinci Resolveでのレンズフレア素材利用方法
このレンズフレアの素材は重ねるだけではうまくいかないので以下の方法を参考にして下さい。
暗めの動画のほうがわかりやすいです。
メディアプールに読み込む
ダウンロードしたレンズフレアのファイルを解凍にして、メディアプールにドラッグアンドドロップで読み込みます。
カーソルをあわせて、利用したいレンズフレアを確認します。
重ねて合成モードから馴染ませる
タイムラインにベースとなる動画素材と利用したいレンズフレア素材をセットします。
タイムラインにセットしたレンズフレアの素材をクリックして、「ビデオ>合成」から合成モードと不透明度を調整することで馴染ませていきます。
また、ダイナミックズームをOnにすることで、画面全体に覆いかぶさるように配置できます。
合成モードは好みのものでよいのですが何にしたら良いかわからないという方もいると思いますので、私のおすすめの設定を紹介しておきます。
おすすめの設定1 合成モード:覆い焼き(リニア)
綺麗めのレンズフレアエフェクトを表現できます。
※以下のサンプルはGifなので実際はもうさらに綺麗に表現されます。
- 合成モード:覆い焼き(リニア)
- 不透明度:50前後
おすすめの設定2 合成モード:除外
強めのレンズフレアエフェクトを表現できます。
※以下のサンプルはGifなので実際はもうさらに綺麗に表現されます。
- 合成モード:除外
- 不透明度:50前後
パワービンに登録していつでも利用できるようにしよう!
動画素材としてダウンロードしたレンズフレア素材は、パワービンに登録しておくことで、他のプロジェクトでもいつでも利用できるようになります。パワービンの登録方法については以下の記事で紹介していますので、併せてご確認下さい。
その他の動画ツールでの利用方法
ダウンロードサイトに載っている利用方法の翻訳を紹介しておきます。
Premiereでのレンズフレアの使用方法
- レンズフレアフォルダー、または選択したレンズフレアをプロジェクトにインポートします。
- タイムラインの上にレンズフレアを追加するフッテージを配置した後、選択したレンズフレアをメインビデオレイヤーの上のビデオレイヤーにドラッグします。
- 「エフェクトコントロール」タブをクリックすると、エフェクトコントロールタブの不透明度領域にブレンディングモードのオプションが表示されます。ここでは、好きなものを自由に使用できますが、より自然に見えるレンズフレアには、「スクリーン」を使用することをお勧めします。
- レンズフレアにさらにパンチを加えたい(明るくしたい)場合は、「線形覆い焼き」(追加)ブレンドモードを試すことができます。
- 色を変更したり、レンズフレアの明るさやコントラストをカスタマイズしたりすることができます。これを行うには、LumetriColorエフェクトを使用します。ここでは、曲線のドロップダウンを使用して、フレアの色を変更したり、コントラストをカスタマイズしたりできます。一部のレンズフレアは、特定のシーンでもう少しコントラストが必要です。
AfterEffectsでレンズフレアを使用する方法
- フレアのフォルダをインポートします。
- フレアを追加するコンポジションで、選択したフレアをコンポジションにドラッグします。
- これで、特定のシーンまたはデザインに選択したブレンドモードを選択できます。「追加」または「画面」モードをお勧めします。オーバーレイやハードライトが興味深い結果をもたらす場合があります。
- レンズフレアの色やコントラストをカスタマイズしたい場合は、カーブ効果を使用してコントラストを調整することをお勧めします。色を変更したい場合は、色相/彩度効果をお勧めします。これらの両方は、効果ドロップダウンの色補正セクションにあります。
FinalCutProでレンズフレアを使用する方法
- ファイナルカットでこれらのフレアを使用するのは非常に簡単です。まず、フレアのフォルダーまたは必要な特定のフォルダーをプロジェクトにインポートします。
- フレアを追加するメインビデオの上のビデオレイヤーに、好きなレンズフレアを置きます。
- 右上には、合成オプションタブがあります。ここで、ドロップダウンからオーバーレイモードを選択できます。
- 「画面」または「追加」は、ほとんどの状況で最適なブレンディングモードオプションになります。自由に実験してください。
- 色やコントラストを変更したい場合は、エフェクトパネルにさまざまな色補正ツールがあります。
まとめ
今回、「17つのレンズフレア素材を利用しよう!」を紹介しました。
動画に併せて凝ったエフェクトなどを作りたい場合などは、有料版のレンズフレア機能を利用したいところですが、少しの味付け程度のエフェクトの場合こういった無料素材で十分なことがほとんどだと思います。
こういった無料の動画素材は簡単に利用でき動画のクオリティを飛躍的に良くしてくれるので上手に使いこなしていきましょう。組み合わせて利用したりするのも面白い表現になります。
今回の記事が、あなたの動画技術向上につながると嬉しいです。
以上、おつかれさまでした!
今回利用した動画素材
以下の素材を利用させて頂きました。