先日のフラッシュセールでUtage3を買って軽く使ってみたので感想記事になります。
Utage3とは
ノベルゲームを作成するためのUnityアセットです。Excelでシナリオやアクションを設定することでノベルゲームで必要な機能は基本的に全てできるようになっています。
Utage3のExcelでの編集とは?
Excelの編集ってどういうこと?って感じると思うので、以下がマニュアルの一部の抜粋になります。
このような感じでテキストや引数にキャラクター情報を設定することで簡単にノベルゲームを作成することができます。
チュートリアルは以下で確認できます。購入する前に軽くみてみるとイメージが湧きやすいのかなと思います。試してはないですが、シンプルなエクセルファイルなので、Excel形式で修正保存ができるのであればオフィス互換ソフトでも問題なく動作すると思います。
Utage3の良い点
すごく簡単に使える親切な作り
アセットは使おうとしたときにマニュアルが英語だったり不親切だったり、想像以上に使用方法が難しかったりと最初の使えるところまでに苦労することが多いと思います。
しかし、Utage3は使えるところまでに簡単で親切なチュートリアルが日本語で完備されており、軽くそれをこなすだけですぐに使えるようになります。
さらにこのチュートリアルの中で、ほとんどがExcel内の操作だけで済む作りになっています。コードやノードに苦しめられないためUnityで開発しているという感覚が薄くなるくらい簡単に利用ができます。
プレハブを利用した3Dの表示や動作を簡単にできる
自分はこれがしたいなと思っていたのですが、画像を表示するのと大差ないレベルで3Dを表示しながらテキスト送りとアニメーションを連動させることができました。これだけでも買う価値があるのではないでしょうか?
ノベルゲーム以外にも会話イベントとしても利用できる
ノベルゲームに特化しているアセットですが、ゲーム中の会話イベントとしても利用することができます。
但し、あくまで利用できるというだけで機能が充実しているとはいえないのは注意です。会話イベントとして利用する場合は、他のアセットの「Dialogue System for Unity」と選択になるかなと思います。
Utage3の悪い点
カスタマイズの自由度が低い
Excelを利用しているので、Excelでの設定部分に手をいれることが難しいのかなと感じています。元々設定できる項目はかなり多いのでそこまで困ることはないと思うのですが、機能追加についてはかゆいところに手が届かない感じになるのではないかと思います。
個人的な評価
個人的な評価としてはノベルゲーム作成ツールとしてみた場合は100点です。
Utage3の場合、機能の充実度よりも使いやすさの点で非常に評価が高いと感じています。
もちろん、ノベルゲームとしての機能はほぼほぼ揃っているのでのベールゲーム作成ツールとした場合は高評価となりました。
ノベルゲームだけでなく会話イベントなどに利用したい場合については、機能が充実しているとは言えないので70点といったところです。カスタマイズ性も低い点で少しマイナス点かなと思います。とはいえ必要最低限の機能は揃っているので、会話イベントとして利用したい場合は、できることを確認した上で購入することをおすすめします。
非常に使いやすいアセットなので、用途にあっていると感じた場合は買いかなと思います!
今回は以上になります。