DaVinci Resolve 21のフォトページ、これ誰がうれしい機能なの?
DaVinci Resolve 21で追加される「フォトページ」、最初に見たときはちょっとびっくりしました。
Resolveって動画編集ソフト、というかカラーグレーディングのイメージが強いので、そこに写真編集用のページが入ってくるのはけっこう大きな変化です。
ただ、個人的には「Lightroomの代わりになる!」とすぐ飛びつくより、動画を作る人がサムネイルや作品用の静止画も同じ色味で仕上げやすくなる機能として見るのがしっくりきます。
まず公式画像を見るとイメージしやすい

Blackmagic Design公式ページでは、DaVinci Resolve 21のフォトページで、写真の管理、カラー調整、ノード、カーブ、スコープ、Resolve FXなどを扱えることが紹介されています。
これ、単に「写真を読み込めます」という話ではなくて、Resolveのカラー調整を静止画にも使えるようにする感じです。
なお、この記事は2026年5月19日時点のBlackmagic Design公式情報をもとに整理しています。
ざっくり言うとこういう機能
- 写真をDaVinci Resolve内で管理できる
- 写真にもカラー調整やノードの考え方を使える
- 動画本編とサムネイルの色味をそろえやすそう
- 写真専用ソフトをすぐ置き換える機能、というより動画制作者向けに見える
- Public Betaなので、仕事用の環境にいきなり入れるのはまだ怖い
個人的に一番わかりやすい使い道は、YouTubeのサムネイルやSNS用の静止画です。
動画本編はResolveでいい感じに色を作ったのに、サムネだけ別アプリで作ったら雰囲気がズレる。そういうことは普通にあります。フォトページが使いやすければ、そのズレを減らせそうです。
写真ガチ勢向けというより、動画も写真も作る人向け
写真だけを大量に撮って、選別して、納品して、クラウドで管理して、プリントまで考える。そういう人が、いきなり写真専用ソフトをやめてResolve一本にするかというと、そこはまだ早そうです。
でも、動画を作る人が「ついでに静止画もちゃんと仕上げたい」という場面ならかなり合いそうです。
たとえばこんな人です。
| 向いていそうな人 | 理由 |
|---|---|
| YouTubeを作っている人 | 本編とサムネイルの色をそろえやすい |
| ショート動画と静止画を両方作る人 | 同じ素材から複数の見せ方を作りやすい |
| ResolveのColorページに慣れている人 | 写真でも同じ感覚で色を触れそう |
| 作品紹介用の画像を作る人 | 映像と静止画のトーンを合わせやすい |
逆に、写真管理そのものがメインの人は、しばらく様子見でいいと思います。
Lightroom代替として見ると少し話が大きくなる
フォトページの話題は、どうしても「Lightroomの代わりになるの?」という方向に行きがちです。
気持ちはわかります。Resolveは無料版でもかなり強いですし、そこに写真編集まで入ってきたら、かなり魅力的に見えます。
ただ、写真編集ソフトって、1枚をきれいにするだけではなく、大量の写真をどう選ぶか、どう整理するか、どう書き出すかも大事です。
なので、現時点では「Lightroomを全部置き換える」よりも、「動画制作者が必要な静止画をResolve内で仕上げられる」と考えた方が現実的かなと思います。
無料版ユーザーはまずここを見る
無料版ユーザーは、まずフォトページでどこまで写真の色合わせができるかを見るのがよさそうです。
DaVinci Resolve 21全体ではAI系の機能もかなり目立ちます。ただ、AI Neural Engineまわりの機能はStudio版側に寄るものもあります。
無料版でどこまで使えるかは、正式版やリリースノートを見ながら判断した方が安全です。
とはいえ、サムネイルや作品紹介画像をResolveの色味に寄せられるだけでも、無料版ユーザーにはけっこうありがたいかもしれません。
Studio版ユーザーはAI機能との組み合わせが気になる
Studio版を使っている人は、フォトページ単体よりAI系の機能とセットで見る方が面白そうです。
公式情報では、AI IntelliSearch、AI CineFocus、AI Blemish Removal、AI UltraSharpen、AI Motion Deblurなどが紹介されています。
写真素材を探す、人物素材を整える、少し甘い素材を補正する。そういう作業をResolve側でまとめられるなら、かなり便利です。
ただ、AI機能は見た目のインパクトが強いので、過信は禁物です。仕事で使うなら、どの機能が無料版で使えて、どこからStudio版なのかはちゃんと見ておきたいところです。
iPad版はまだ期待しすぎない方がよさそう
iPad版については、PC版と同じように使えるとは考えない方がよさそうです。
公式のDaVinci Resolve 21新機能ページは、基本的にMac、Windows、Linux向けのDaVinci Resolve/Studioを前提にした内容です。
iPad版ユーザーは、App Storeの更新情報やBlackmagic Design公式のiPad版情報を別で見ておくのが安全です。
Fusionユーザーにも地味に関係ありそう
Fusionを使う人にとっては、フォトページそのものより、DaVinci Resolve 21全体の流れが気になります。
写真素材、動画、テロップ、モーショングラフィックスを同じプロジェクト内で扱うことが増えるなら、Fusionテンプレートやタイトル素材との相性も良さそうです。
静止画をきれいに整えて、そのまま動画内のグラフィックに使う。そういう流れはかなり自然です。
まとめると、こういう印象

フォトページは、写真専用ソフトをすぐ捨てるための機能というより、Resolveを使っている人が静止画まわりも同じ作業場で扱いやすくなる機能だと思います。
個人的には、こういう見方です。
- 写真だけの人: まだ様子見
- 動画と写真を両方作る人: かなり気になる
- YouTubeやSNSをやっている人: サムネ作りに使えるかも
- ResolveのColorページが好きな人: 相性は良さそう
- 本番案件を抱えている人: Public Betaは別環境で

今すぐ入れるべき?
メイン環境にすぐ入れるのは、まだ怖いです。
DaVinci Resolveはプロジェクト互換性やプラグイン、GPUまわりの影響も大きいので、写真ページが気になるだけで本番環境をBetaにするのは避けたいところです。
試すなら、別環境か、壊れても困らないプロジェクトで触るのがよさそうです。
公式情報でわかること
- DaVinci Resolve 21にフォトページが追加される
- 写真の管理、アルバム、LightBox、カラー調整が用意される
- ノードベース編集、Resolve FX/Open FX、Blackmagic Cloud連携が紹介されている
- DaVinci Resolve 21全体では、AI、Fusion、Color、Fairlight、Cut/Editにも更新がある
まだ様子見したいところ
- 無料版でどこまで使えるか
- Studio版AI機能との境目
- iPad版での対応範囲
- 写真専用ソフトの代わりになるほど管理しやすいか
- 大量の写真を扱ったときの速度や安定性
- Public Betaから正式版までにどのくらい変わるか
最後に
DaVinci Resolve 21のフォトページは、かなり面白い追加だと思います。
ただし「写真編集ソフト終了!」みたいな話ではなく、動画を作っている人が静止画も同じ色味で扱いやすくなる機能、と見る方が自然です。
サムネイル、作品紹介画像、SNS用の静止画をResolve側でそろえられるなら、それだけでもかなり便利です。
写真専用ソフトを置き換えるかどうかは、その後の話。まずは正式版の仕上がりと、無料版/Studio版の機能差を見ながら判断するのがよさそうです。
この記事は、Blackmagic Design公式情報をもとに、DaVinci Resolve 21のフォトページ周辺の更新を整理したものです。実際の画面表示、機能の利用可否、無料版/Studio版/iPad版の差、Public Betaから正式版までの仕様変更は、OS、バージョン、ライセンス、利用環境によって変わる場合があります。最終的な判断は、公式リリースノートと利用環境での確認を前提にしてください。
出典
- Blackmagic Design DaVinci Resolve 21 新機能(日本語): https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve/whatsnew
- Blackmagic Design DaVinci Resolve Photo page: https://www.blackmagicdesign.com/ca/products/davinciresolve/photo
- DaVinci Resolve 21 New Features Guide: https://documents.blackmagicdesign.com/SupportNotes/DaVinci_Resolve_21_New_Features_Guide.pdf
