今回のテーマは、「意外と知らない?トランスフォームエフェクトの使い方」です。
「Transformなんていつもやってるよー!」と思った方もいると思います。今回紹介するのは、エフェクトライブラリのResolveFX トランスフォーム「変形」の紹介です。
ResolveFX「変形」は標準の変形ものよりできることが多く優れています。また、標準の変形と組み合わせて利用することでさらに表現の幅が広がります。今まで利用していなかったという方はこの機会にぜひ使い方を学んでみましょう!
ResolveFX トランスフォーム「変形」の使い方
ResolveFX エフェクトの適用
Effectsライブラリを開いて、「OpenFX>ResolveFX」トランスフォーム内の「変形」を探します。
「変形」が見つかりましたら、タイムラインに置いている画像や動画へドラッグアンドドロップして適用させます。
変形を適用することでインスペクターの「エフェクト」タブが利用できるようになります。
使い方は、次の章からサンプルを紹介しながら説明していきます。
移動や回転、クロップなどの表現
移動やズーム、クロップなどの変形を利用してみます。
移動、ズーム、回転で調整して、クロップ機能を用いてトリミングしてみました。
ここから、「ビデオタブ」の変形を利用すると、形をそのままに中身だけをずらすことができます。
見え方は斜めのまま、角度だけをもとに戻すといったこともできます。
ピクチャインピクチャ
動画を重ねて、サイズを小さくすることでピクチャインピクチャのような表現を実現できます。
ズームで小さくすることで後ろの映像と組み合わせることができます。サイズを調整したり、形を丸くするといった表現が可能です。
エッジの丸みを調整することで、角を丸くすることができます。
モニターの中に映像をはめ込む
モニターの中に映像をはめ込むような表現をしてみます。
変形のコントロールモードを「スライダー」から「インタラクティブ-キャンバス」に変更します。
プレビュー画面の左下のマークからOpenFXオーバーレイを選択します。
グリッドが表示され、適当な箇所をクリックしながらドラッグすると自在にサイズを変更できるようになります。
モニターの写っている画像などにあわせてサイズを調整します。
ミラーの表現をしてみる
アドバンスオプション>エッジの処理の「反射」を設定することで、映像を鏡のように繋いだ表現にすることができます。
残像エフェクトを表現してみる
「全体のブレンド」から、ブレンドの不透明度を下げると、元の映像に複製した形で映像が重ねられて、残像のような表現効果を出すことができます。
拡大したり角度を少しずらすといい感じになります。
まとめ
今回は、ResolveFX トランスフォーム「変形」の紹介をしました。
- 移動や回転、クロップなど
- ピクチャインピクチャ
- モニターの中に映像をはめ込む
- ミラーの表現
- 残像エフェクトを表現
通常のトランスフォームとの違いが実感できたのではないかなと思います。通常のトランスフォームと、Resolve FXのトランスフォームを両方利用して理想の表現方法を見つけていきましょう!
今回の記事が、あなたの動画技術向上につながると嬉しいです。
以上、おつかれさまでした!